技術
いにしえの時代には異世界との交流が盛んにおこなわれ、別世界の技術や芸術を多く取り込んできた。しかし、とある世界との衝突を境に、現在では自由に異世界への門を開くことを禁じている。開くには国の許可が必要。
世界の80%が海であるワールドプリズでは、海の勢力が一番ちからを持っている。船は大きく分けて、「カリヴァーン」製・「ハマナナ」製・「デルラック」製の三つに分類される。それぞれの名前の由来は、開発した会社の名前。カリヴァーン&デルラックはレイザースに本社を持ち、機械船の製造を行っている。ハマナナは最早、唯一とも呼べる木造船の製造会社。機械船は全てを機械管理化しており、船の進路変更や攻撃目標設定をタッチパネルで操作する。対して、木造船は昔ながらのALL手動。オールでの手こぎ、または帆を張って移動する。レイザースの技術が普及した現在は、ほとんどの都市にレイザース製の機械船が配置されている。ただしレイザース支配の及ばないメイツラグや群雄諸島の海賊などは、未だに木造船を使用。
ワールドプリズに空軍は存在しない。異世界から入手した飛行機技術は、ワールドプリズでは流行らなかったようだ。
機械技術の多くは異世界より取り寄せたものだが、ワールドプリズ独自の技術は、剣術と魔術が取り上げられる。といっても、取り立てて書くほど目立った特徴はない。剣術は剣を持つ者の基本武術、魔術は魔法を学ぶ職業の基本として、それぞれに学ぶ為の学校が用意されている。
武器技術は発達しているが、通信技術は意外と低い。未だ主流は本媒体。通信は通信機(電話)に留まる程度。ただし魔法と組み合わせた機械の性能は優秀で、相手の生体反応を感知する通信機も開発されている。
傭兵が使う道具
全てレイザース製品。チームを組んで戦うタイプの傭兵御用達。
ハンドガン:チームを組む傭兵なら必ず所持していると言っても過言ではない、お手軽な短銃。
ライフル:スナイパー御用達の銃。遠くの対象を狙い撃つ。
通信機:連絡を取り合う為には必須の道具。個人単位で回線コードを取得している。
モグラ:地面を掘り進んでいく、ホーミング式地雷。
スパイダー:目標に向けて発射すると、捕獲網が飛び出す仕掛け。
宗教
細々とした宗派が存在するが、各地に教会を持っているのはレスター教のみ。レスター教の総本山はレイザース王国にある。他に目立った宗教と言えばブラックドラゴンを崇拝するブレイム教ぐらいだが、一般には邪教とされて忌み嫌われている。
種族
地球人と非常に似通った外見を持つ種族が大半を占めている。人のかたちを取っているところから、彼らは『人間』と呼ばれている。それ以外のものは『亜人』と呼ばれ、姿形も耳が4つあったり尻尾が生えていたりと様々だ。他には『モンスター』と呼ばれる種族が生息。モンスター達は亜人とも人間ともコミュニケーションの取れない者ばかりで、その多くが孤立している。