DOUBLE DRAGON LEGEND

第四十八話 いざ、蓬莱都市へ


出発する直前――
葵野達はミスティルに呼ばれて、大広間に集められる。
広間には、ぶすっとふくれっ面の大猿が座り込んでいた。
「えぇっと……君はウィンキー、じゃあ、ないんだよね?」
確認の為に葵野が尋ねると、大猿はプイッと横を向く。
代わりにミスティルが答えた。
「そいつはキリング・クーガーだ。どうやってかは知らんが、ウィンキーと肉体を取り替えたそうだ」
「えぇっ!?肉体を、どうやって?」
驚く葵野の横で、坂井も眉を潜める。
「キリングってのは牛だった奴だろ?じゃあ、こいつの本体はドコにあるってんでぇ」
「蓬莱都市です」と答えたのはミスティルでも大猿でもなく、ミスティルの背後に従う男。
目鼻の整った顔立ちだが、それよりも特筆すべきは素晴らしき筋肉。
手前に立つ鬼神と負けず劣らずの、がっしりとした体格だ。
腿の太さなんて、葵野の腕の四倍ぐらいはありそうだ。
男はネオと名乗り、皆の顔を一瞥した。
「蓬莱都市では、かつてより檻の研究を行っていました」
皆の声が綺麗にハモる。
「檻ィ!?」
「えぇ、檻です」
ネオは満足げに頷き、リーダーの葵野へ目を留めた。
「いかなる能力を持つMSであろうと完全に閉じこめておける。そのようなコンセプトで作られた、地上最強の檻です」
「そんなもん、どうやって作れたんだ?」
不思議がる坂井へは、該が答えた。
「石板にでも載っていたんだろう」
「ワタクシ達よりも前から石板を研究していた彼らならば、作れたとしても不思議ではありませんわぁ」
美羽も頷き、全ての視線がネオへ集まる。
「君は……ジ・アスタロトに所属していたMSなんだよね?」
葵野の問いに、ネオが頷いた。
「えぇ」
「なら、教えてくれないか?ジ・アスタロトという組織について何もかも」
重ねて尋ねる葵野へ、しばし見定める視線を向けていたが、やがてネオは小さな溜息と共に承諾する。
「……宜しいでしょう。他ならぬ鬼神様のお仲間とあっては、話さぬわけには参りません」
葵野を信頼した、というよりはミスティルがいるから話す決心をしたらしい。
それでも内密の話が聞けることには変わりない。
一同は、なんとなく中央へ寄り固まるようにして、ネオが話し出すのを待った。

千年前、一人の実験体が多くの奇病患者を従え、健全者に戦いを挑んだ。
俗にMS戦争と呼ばれる戦いである。
当時、既にMSを奇病としてではなく、兵器として改造する研究機関が存在していた。
十二真獣を造りあげたディクションという組織だ。
ストーンバイナワークの野望を止める為に十二真獣を生み出したとされているが、真実は定かではない。
ストーンバイナワークはディクションと対立する研究機関で、当時は森の都を根城としていた。
彼らは主にMSを、この世から無くす研究を行っていた。
奇病を無くすという意味で研究していたのならば、誰も反対しなかっただろう。
しかしストーンバイナワークの研究は、およそ研究と呼ぶに値しないもので。
彼らはMSを治療不可能と決めつけ、撲滅する方向へ動き出したのである。
確かに、MSは不治の病だ。今でも治療方法が見つからずにいる。
だが、それでも彼らは生きている。
MSとて人間なのだ。誰かが勝手に殺していい相手ではない。
人として生きる為、人としての地位を得る為。
十二真獣の一人である戌の印は反乱を起こし、戦争を勃発させた。
戦争は千年にも及び、ストーンバイナワークの敗北という形で幕を閉じる。

「K司教は早くからストーンバイナワークの研究に目をつけておられたようです」
どこか遠い目をしながら、ネオが語り続ける。
「今、この世界にある石板の半分以上が彼らの残した負の遺産である、というのが司教の出した結論でした」
「その、K司教だがよ」と、坂井が口を挟んでくる。
「何者なんだ?」
即座にネオは「判りません」と首を振り、少しだけ考え込むような仕草を見せた。
「ただ……マスターの予想によると、司教は森の都出身ではないか、との事です」
「マスター?って、ご主人様?君のご主人様って誰だったの?」
葵野が聞きとがめるが、ネオは何故か頬をポッと赤らめると、視線をミスティルへ向ける。
「いいえ。元マスターですね、正しくは。私の今のご主人様は、鬼神ミスティル様です」
「いや、今じゃなくて元の……」
さらに葵野は突っ込んで聞こうとしたのだが、美羽に邪魔された。
「彼のマスターなんて、どなたでも宜しいですわぁ。それよりも知りたいのは、ジ・アスタロトの全貌ですわよねぇ?」
なにしろ、今から蓬莱都市へ向かうのである。規模や総員数、具体的な情報を聞いておかなければ。
それと比べたらネオの創造主が誰かなんてのは些細な問題だ。
だが肝心の情報源、ネオは首を傾げて、こう宣った。
「私は割と近年、研究施設で生み出されましたのでね。全てを把握しているわけではございません。ただ一つ、はっきり判っているのは、ジ・アスタロトを仕切っている人物ぐらいでしょうか」
「名前は、判るか?」
ミスティルの問いに、ネオが頷く。
「K司教と十二臣、加えて元マスターです。無論、彼らはMSではありません。彼らはストーンバイナワークの後継者なのですから」
「だがよ、おかしいじゃねぇか」
坂井が、またも口を挟んできた。
「どうして奴らはMSを手駒に使っているんだ?MSを滅ぼすのがストーンバイナワークの意志なら、その後継者たるジ・アスタロトも、MSを淘汰しなきゃおかしいだろ」
坂井の疑問に、該がポツリと呟く。
「……何もおかしくはない」
きょとんとする葵野や坂井の方を見ようとせず、足下へ視線を落として彼は続けた。
「手駒とする事でMS同士を戦わせ、同士討ちを狙っているんだろう。一つ一つを潰すよりも、合理的なやり方だ」
むしろ問題は、と顔をあげてネオを見据えた。
「何故、奴らに味方するMSがいる?MSがジ・アスタロトにつく利点とは、何だ」
ネオが答える前に、新入りのロゼッタが手を挙げる。
「そんなのは色々予想できますよ!親を人質に取られたとか、恋人に裏切られたとか」
そんな彼女の予想をフッと鼻で笑うと、ネオも該を見た。
「ジ・アスタロトに与するMSで、純血のMSは一人もおりませんよ」
「えっ!?じゃあ……」
葵野の言わんとする言葉を、司が先読みする。
「全てが改造MS、或いは創造MSというわけか」
口元に笑みを浮かべ、ネオが締めくくった。
「その通りです」
「え〜、でもぉ!」と反論を唱えたのは、オウムMSのミミル。
「私の見かけた誘拐犯は、思いっきり自分の意志でしゃべってましたよぉ?」
フン、とミスティルが鼻で笑う。
「改造MSなら話せないだろうが、創造MSは違う」
「その、創造MSって何なの?改造とは、どう違うの?」という葵野の問いには、伝説の一人である美羽が答えた。
「科学者がゼロから創り出した命ですわぁ。そういう意味では、初代の十二真獣も創造MS、という事になりますわねぇ」
ネオも頷き、付け足した。
「創造MSは、改造MSよりも知能が上でしてね。おまけに、普通のMSより長寿でもあるのですよ」
「えっ!?じゃあ伝説のMSが、やたら長生きなのも創られた命だから?あんた達、人間じゃなかったの?」
無粋な質問をかましてきたのはタンタンだ。即座にアリアからは非難の声があがる。
「タンタンさん!失礼ですよ、司さんや該さんに謝って下さい!!」
文句を言う側から、空気の読めぬ二号までもが会話に混ざってきた。
「じゃあ十二真獣の血を引いている俺達も、長生きできるのかな?っていうか人間じゃない?」
「葵野さんまで!自分で自分を否定して、どうするんですか!?」
プンプン怒るアリアを横目に、司が言葉を選ぶ。
「いや……君達は多分、それほど長生きできないんじゃないかと思う」
どうして?と問うタンタンには短く答えた。
「普通に親の腹を通して生まれたから、ですよ」
該も頷く。
「葵野、坂井、アリア。お前達には血の繋がった家族がいる。その中には母親もいたはずだ。その母親の存在こそが、お前達が人間であるという証拠だ」
「えっ……じゃあ司や該は、お母さんって、いないの?」
悪いことを聞いちゃったな、という風に下がり眉になった葵野へ、司が頷いた。
「僕達に母親は、いません。僕達は研究所の施設で人工的に造り出された生命体ですから」
生み出された経路や寿命の面から考えると、創造MSは人間とは呼べないのかもしれない。
そう締めくくり、司がじっと葵野を見つめる。
見つめられた方は居心地が悪くなり「な、何?」と聞き返した。
「まともな人間とは言い難い僕達を、この先も仲間と認めて下さいますか?」
葵野が頷くよりも早く、新入り達の輪から声があがった。
「当たり前だぜ!」
叫んだのは、ギルだ。いや、ドーンやロゼッタ、ミミルにミッチィも騒いでいる。
「オイは伝説のMS様が率いるというから、この戦いに参入したとバイ!なのに途中で抜けようたぁ、ちぃっと無責任すぎるんじゃなかね?白き翼どん!」
タンタンも、必死になって引き留めに回った。
「あたし、別にあんた達が人間じゃないって非難する気じゃなかったのよ?ちょっと疑問に思ったから聞いてみただけで。抜けるなんて言わないでよね、頼りにしてるんだから!」
調子のいい言い様に、横からボソッと突っ込みが入る。
「なら、余計な質問するんじゃねーよ」
「何よ!あんたの相棒だって、空気の読めない質問をかましていたじゃないッ」
自分の事は完全棚上げで坂井に怒っている。
やっぱり、こんな時でもタンタンはタンタン、マイペースなのは相変わらずか。
内心苦笑しながら、それでも該は一応リーダーということになっている葵野へ最終確認を求めた。
「我々が同行しても、構わないか?」
彼らを囲む人垣は、今や声が混ざり合って誰が何を言っているのかも聞き取れない。
この状況で、もし葵野が反対したとしても、仲間のMSが絶対に認めまい。
否、葵野だって、司達の離脱は認めたくない。
彼らは戦力であり、葵野にとっては数少ない、わかり合えるMS友達でもある。
「と、当然だよ」
力強く頷く葵野の傍らでは、坂井もニヤリと口元を歪めて微笑んだ。
「ここまで一緒にやってきたんだ。今さらイチ抜けようたって抜けさせやしねぇぜ」
「ありがとう」と嬉しそうに微笑む司を見て、サリア女王も内心ホッと胸を撫で下ろす。
たとえ、ここで司達が抜けたとしても戦争の主旨は変わるまい。
MSが人としての権利を取り戻すまで、戦争は続くだろう。
誰かも先ほど言っていた。途中で抜けるのは無責任だと。
この戦争は、伝説のMSである四人の十二真獣が始めたものだ。
ならば勝つにしろ負けるにしろ、戦いを最後まで見届けるのが彼らの義務であろう。
それに、なにより司とは、ここで別れたら永遠に会えなくなるのではないかという懸念が、サリアにはあった。
彼はいつでも、不意にふらりといなくなってしまう人だから。
「例え造られた命だとしても、MSは人間です」
きっぱりとアリアが言い切り、美羽には意地悪く笑われる。
「なら、ワタクシ達は同士討ちをしていることになりますわねぇ。先ほど該が言ったように」
ぐっと詰まりながらも、アリアは言い返す。
「そ、それは戦争、ですから。血の流れない戦争など、ありえません……残念ですが。そして私達は戦争という手段を取ってしまった以上、絶対に負けることができません。だから……人間である、彼らを倒すのも致し方ないんです」
悔しげに唇を噛み、アリアは下を向いてしまう。
「そうですわね」
珍しくアリアの意見に同意したかと思えば、美羽は該を振り返った。
「温厚な読書少女でも、きちんと悟っていましてよ。該、アナタも観念なさぁい?」
どんな命でも、命は命。勝手に摘み取っていい命など、一つもない。
第一次MS戦争の際、そのような説教を残して該は美羽の元を去った。
あの頃は予想外の出来事に驚いてしまい、涙に暮れる毎日を送ってしまった美羽である。
今度こそ、該のポリシーを認めるわけにはいかない。
大人しいアリアだって理解しているのだ、自分の主張を通す為に何をやらねばいけないのかを。
例え己が手を同じ人間の血で濡らそうとも、戦いに勝たねば何にもならない、ということを。
アリアのように視線を逸らすかと思いきや、該は真っ向から美羽を見つめてきた。
「倒しは、する。だが、殺しはしない」
「何ですって?」
ここへきても強情な彼に、ついつい美羽の声も跳ね上がる。
アナタまだ、そんな甘っちょろい事をと憤る彼女へ、該は一言一句きっぱりと言い放った。
「殺さずとも、相手の戦力を奪うことは出来る。それを確実に可能とする為にも、俺達は第一にシェイミー達の救出を急ぐべきだ」
シェイミーの能力があれば、戦わずして勝利を収めることができよう。
だが、彼らを助ける為にはMSとの戦いは避けられまい。
絶対無敵の檻に閉じこめたとはいえ、向こうだって見張りぐらいはつけているはずだ。
それをタンタンに指摘された該は、視線を逸らして呟いた。
「……それでも戦いは極力避けるべきだ。俺達の倒すべき相手を見誤っては、いけない」
どうあっても殺しあいを避ける、その点だけは譲れない模様。
「まったく。とことん頑固ですわねぇ、アナタって人は」
ふぅ、と大きな溜息をついて、美羽が呆れた目つきで該を見やると、最愛の恋人は、またも項垂れてしまう。
「ま、いいですわぁ。アナタの事はワタクシが守って差し上げます」
「……すまない」
項垂れたままの顎をすくい上げ無理矢理上を向かせると、涙をうっすら浮かべた該と目があった。
美羽に逆らった後悔と、自分のポリシーとで板挟みになっているのだろう。
「謝る必要なんて、ありませんわぁ」
可愛い人。こんな時でさえ、ワタクシの母性本能をくすぐるなんて。
ぎゅっと該を抱きしめてやると、外野からは一斉にブーイング。
「ちょっと、ちょっと、恋人同士だからって見せつけてくれんじゃないのサ!」
「でもでも〜ガイさんを守るのはミワさんだけの特権じゃないんだからぁ〜。私達だって、ガイさんを精一杯、お守りしちゃうんですからぁ〜!」
ピーチクパーチク騒ぐ小娘達をジロッと一瞥すると、美羽は冷たく言ってのける。
「あらぁ、アナタ方では該に手柄を奪われるのが関の山ですわぁ。と、それよりも」
ネオへ向き直り、情報の続きを促した。
「シェイミー達は檻に囚われていると言っておりましたわねぇ。具体的に囚われている場所は、お判りになっていらっしゃるのかしらぁ?」
ネオが答えた。
「第九研究室。部屋一杯に檻を張り、そこへ閉じこめてあると聞きました」
「情報のソースはアナタの元マスター?」
美羽の問いに、ネオは頷く。
「はい」
「……そう。なら、信用できますわねぇ」
満足そうな様子に、美羽はネオの元マスターを知っているのかな?と思った葵野だが。
「それじゃ、ネオ。第九研究室までの道案内を頼めるか?」
司が先に話を進めてしまったので、口をつぐんだ。
大袈裟な身振りで会釈をし、ネオがニッと微笑む。
「お任せ下さい、白き翼。ですが研究室へ忍び込むのでしたら、少数で行かれた方が宜しいかと」
「判っている。潜入メンバーは該と美羽、それからタンタンの三人だ」
リーダーである葵野の断りもなく勝手に決めている。即座にタンタンが喚きちらした。
「え〜!?あ、あたっ、あたしも行くのォ!?」
隣で美羽も眉を潜める。
「オチビさんの助力は、必要としていませんわぁ。ワタクシと該の二人だけで充分でしてよ」
すかさず「誰がオチビさんよ!」とタンタンが美羽へ噛みつき、困惑の該が司に物申す。
「潜入に俺を選んでくれたのは有り難いが……何故、このメンバーなんだ?」
「なに、単純な理由だよ。この中で素早いものを選んだ、それだけさ」
本当に、それだけなのか?
単純に素早さで選ぶなら、坂井やミミルだって良さそうなものだが。
美羽と言い合いするタンタンを横目に、司が小さく微笑む。
「そろそろ彼女にも試練を一つ二つ、与えてやったほうがいい。そうは思わないか?該」
「試練、か……しかし」
試練を与えたとして、タンタンが人間的に成長するか否かと言われたら、全く成長しないのでは、という懸念が当然のように該の脳裏には浮かんだのだが。
司は、そう思わなかったのであろう。タンタンを潜入メンバーに入れてきたという事は。
だが司がタンタンをつれていけというのなら、素直に従おうと該は考えた。
「判った」
頷く該の肩をポンと叩き、司が忠告する。
「うん。でも、くれぐれも無理はするなよ。無理と判ったら、すぐに逃げてくるんだ」
「では、先行して潜入しますか?」
ネオの誘いに司が頷き、美羽と喧嘩していたタンタンも振り返る。
「ちょ、ちょっと、あたしが同行すんのは、もう決定?決定稿なの、それっ!?」
「決定稿だ」
あっさり断言すると、司は美羽へ微笑みかけた。
「美羽、タンタンとも仲良くやってくれ」
美羽が言う。
「ワタクシがオチビさんを見捨てるかも、とは考えておりませんのかしらぁ?」
「君は、そこまで無責任な人間じゃないだろう?信じているよ」
屈託無く司が笑い、美羽は該、タンタンと順番に顔を見やってから、最後にネオを促した。
「ツカサが、そうおっしゃるんでしたら、信頼には応えないといけませんわねぇ。では、ネオ?さっそく案内していただけるかしらぁ、第九研究室とやらへ」
「了解です。では、鬼神様……行って参ります」
ミスティルへ深々と会釈したネオを先頭に美羽と該、それから遅れてタンタンも歩き出す。
彼ら四人の背中が完全に見えなくなってから、司は改めて一同を見渡した。
「さて。彼らが先行して研究室へ潜入している間、僕達のやるべきことは一つだ。まずは東大陸へ渡り、中央国を味方につける」
「中央国を?どうやって?」
訝しむ坂井へは、友喜が代わりに言い足した。
「決まってるでしょ?神龍が復活したって、王妃様に言えばいいんだよ」

かくして。
美羽、該、タンタンの三人は、ネオドールと共にパーフェクト・ピースの所有する第九研究室へ。
司、葵野、坂井、そして友喜は中央国へ向かうこととなった。
残りのメンバーは、防衛組と東への潜伏組に分けられる。
「十二真獣は二つに分けた方がいいですね」というロゼッタの提案により、アリアとアモスは防衛組へ。
ミスティルは潜伏組へと分けられた。潜伏組には、D・レクシィの姿もあった――

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