Un-known

作品概要

この作品の試み:拙宅初の海賊主人公で海戦
この作品の見所:ソルトの感情の揺れ
面白くなってくる話数:11話前後から展開に加速がついていきます


遠い未来、しかもif並行世界のファーストエンドが舞台です。
一面海にしたかったんなら舞台はワールドプリズだっていいじゃないと思われそうですが、ワールドプリズは異種族がドラゴンしかいない世界なのと、召喚術が未熟ですので却下。
この物語は海賊が主人公ですし、略奪目的の海戦を主体にするつもりでした。
が、終わってみれば、いつものイチャイチャBLになっていました何故だ。
どうしても非道になれない、ちょろ甘い奴をマスターに置いたのが失敗だったのかもしれません。
そもそも私、海賊って嫌いなんですよねェー。所詮海のダニでしょ?あいつら(笑)
私自身が海賊の略奪行為に否定的じゃ、そりゃ非道な海賊海戦物語になんかなりませんですよね。
難しいテーマを選んじゃったな〜。
略奪海戦物語にはなりませんでしたけど、キャラには愛着があります。
この物語で生み出された風は「絶対天使と死神の話」にて再利用。

ストーリー解説

1〜4:この世界の概要と海賊ギルド「Oceans」の大まかな紹介
5〜6:しゅういちの初恋
7:ぺろぺろ👅
8:ソルトからしゅういちへの恋愛意識フラグon
9〜10:ハルの片想い
11〜15:アルカナルガ島探索
16:どんちゃん騒ぎ
17〜20:しゅういちの過去、そして大円満

登場人物解説

ソルト
本作品の主人公。記憶喪失の子供だと思っていたら、実は永久機関の人口調味料生命体でしたー!しかも失敗作。SOLT(塩)を作ろうとしてSUGAR(砂糖)に。ファーストエンドでソルトと名乗っていたのは、本人の記憶回路に刻まれた名前が修正前だったから。ソルトの基本性格はファーストエンドで形成されたものです。名前修正及び性格づけされる前に召喚で誘拐されてしまいましたので。

しゅういち(カイ)
幼い頃に誘拐された挙げ句、性虐待を受けて海賊の道へ逃げ込んだ銀狼族。こんな大所帯にするつもりはなかったのに、気がついたら大きくなっていたギルド。最初はイーを戦力として近辺の海賊から財を巻き上げていたけれど、ある程度懐が温まってからは通信での情報収集で的確なエモノを狙うようになりました。その手腕が噂になって人員増加。故にメンバーは全員しゅういちを慕っています。

イー=サン
一番最初にスカウトを受けて以降、ギルドに居着いている最古参。しゅういちと出会ったのは、たまたま港町に来ていた偶然。暗殺者だったのは少年時代のみで、しゅういちと出会う前後には引退していました。サクヤ地方出身、彼に戦いを授けた師匠が柳流忍者の末裔だとは本人の弁ですが、真実かどうかは甚だ疑問。だって草薙は生涯独身だったし一人流派だし。

ハル
しゅういちを港町で偶然見つけて一目惚れ、その勢いでギルド入り。幼い頃の友達はモンスターだけ、人間社会に全く馴染めなかったので海賊は天職だったのかもしれません。イーとはギルドの主力争いでのライバルです。まぁハルが強いのは自身の能力じゃありませんけれど。ギルドの船が大きくなったのはハルのモンスターを詰め込む場所確保のせい説。


いつ仲間になったのかマスターも覚えていない海賊、その正体は異世界からやってきた死神。任務失敗した死神仲間(神坐)の尻拭いとして、ファーストエンドへ逃げ込んだテラーを追いかけてきました。居心地が良すぎたせいで、しゅういちに片想いを寄せるまでに至りましたが、ソルトとくっついちゃったので恋心も封印。しゅういち没前、彼が気づかないうちに冥界へ戻りました。

テラー=アンバー
異世界からファーストエンドへ紛れ込んだロリショタペド大罪人。彼を未来のifファーストエンドへ飛ばしたのが絶対天使のアーステイラです。結局は追いつかれて殺されてしまいましたが、たとえ死神に追われずとも明るい未来なんて彼には生涯掴めなかったのではないかと思われます。持ち前の短気を直さないことには、どんな子供とも仲良くなれないゾ☆