第一次己キャラ大戦

プロローグ

気がつけば、見知らぬ場所にいた。
だが、この場所に来たのは初めてではない――
何故か彼は、そう感じてもいた。
何故だろう。
上も下も判らない場所など、一度も来た覚えがないはずなのに。

ふと、耳元で声がする。
声は最初、意味の分からない音ばかりだったが、やがて彼にも判る言語で聴こえてくる。
声は確かに言っていた。
仲間を集めよ。
仲間を集め、来たるべき魔王復活に備えよ。

魔王とは何だ?
姿なき声に彼が尋ねようとした瞬間、それは突然に彼の身を襲う。
自分の体が、どこか遠くに投げ出される感覚に囚われる。
どこか遠く、ここではない別の場所に移動するのだと、ぼんやり考えた――




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