FIRST END

12の審判
12の審判とは古くは第一次魔導大戦の頃、神に選ばれた守護者の名称。
他の種族とは桁違いの実力を持ち、その力は神をも凌駕したとされている。
神々との契約で永遠の命を授かった後、新たなる神として天界へと登った。
天界のさらに上、天上に住まう神々直属の戦士。
この世界が混沌とした時、彼らは統括者を求め天上より降りてくるとされている。

『公平』ジャッジメント
彼は物事を常に公平の名において裁く存在。
外見はジパンの民に似ており、黒髪で15、6歳の年頃の青年に見えるらしい。
だが、外見とは裏腹に年寄りめいた口調である。

『正義』ジャスティス
最も多く地上に干渉してきた存在。
このファーストエンドの成長と共にあるといってもよい。
聖剣は彼女の力の一部分だとも言われている。
地上に降りたその姿は美貌の男装の麗人だが、そのほとんどは甲冑に収められている。

『自由』フール
地上の民に希望を与え続けてきた存在のひとつ。
時にそれがいかに愚かな選択だったとしても、それを忘れさせてくれる。
地上へと降りる姿は実に様々で、ある時は老人。
またある時は少年であるとも言われている。

『崩壊』タワー
物事には必ず終止符がうたれる時が来る。「彼」は文明の終止をうつ存在だ。
彼の姿はその名のごとく太陽にまで届くほどの巨体だということだ。
そのあまりの高さに人々は、巨大な足の生き物だと思うことだろう。

『愛』ラバーズ
愛くるしい少女のなりで地上に現れる彼女は、本来ならば愛を与える存在である。
だが審判の日には、地上の者から全ての愛を奪い去ることだろう。

『力』チャリオット
地上の民は闘争心あるがゆえに繁栄したといっても過言ではない。
チャリオットはその闘争心の源である。
地上に降り立つその姿はまさしく戦車をかたどっていると伝えられている。

『勇気』ストレイングス
だが闘争心だけではまとまりがつかなくなることもあろう。
そのために真人は勇気を民に与えた。それがストレイングスだ。
地上に降りるその姿は黒岩のごとき鋼の筋肉を持つ大男と伝わっている。

『知恵』ハーミット
力だけでは文明は発達しない。地上の民が知恵を付けるようにと、真人はハーミットを遣わせた。
彼はボロ雑巾のようなローブをまとった老人となり、地上へ降りてくる。

『孤独』エンペラー
権力者とはいつでも孤独な者。
エンペラーは『統括者』が権力者であった場合に限り降りてくる。
無論権力などなくとも、カリスマが高ければ同様ではあるが。
姿は真紅のマントに金の冠をかぶった「皇帝」だと伝えられている。

『幸運』サン
いくら力が強かろうが知恵が達者だろうが、物事に必要不可欠なもの。
それが運である。統括者には運もためされる。
地上に降りたサンは、その者の幸運を試す試練を与えるといわれている。

『死』デス
どのような生物にも必ず終わりは来る。それが「死」という概念である。
巨大な鎌を持った黒いローブの骸骨の姿を空で見かけたならば、それはきっとデスに違いないだろう。

『虚無』ワールド
ではこの世界が終焉してしまったら何が残るのか?
何も残らない。つまり『虚無』の世界となるのだ。
ワールドは最後に降りてくる審判と伝えられている。
魔具
聖剣
12の審判の一人、ジャスティス・ジャッジメントが所有しているとされる剣。
いかなる闇をも切り裂き、世界の動乱を静めるとされている。

魔剣ブレイクブレイズ
12の審判の一人、デス・ジャッジメントの所有する魔剣。
空間を切り開き、全てを飲み込む。

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