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彩の縦糸

概要
長門日 吉敷(ながとび・よしき)は新米霊媒師。彼と兄の源太は、やがて大きな流れの中へ取り込まれる。
作品詳細
読み:あやのたていと
形式:小説形式
連載:2007/11/17〜2008/08/06
年齢指定:R18
ジャンル:異世界和風 / オカルト / ほのぼの&シリアス / 恋愛
世界観:出雲大国
全25話・完結
世界観:出雲大国
どこか懐かしさを感じさせる和の世界。
一つの細長い大陸。海を隔てた向こう側には「外国(とっくに)」と呼ばれる大陸がある。
霊媒師同士の縄張り争いは激しく、客を取り合って霊媒師同士が戦った時代もあった。
世界概念
宇宙という概念がない。
海は知っているが、出雲大国の住民は海を渡る手段を持たない。
(外国の住民は船を造れる技術を持つ)
他次元との行き来
本編:不可能
if:可能
※霊体などを一方的な召喚で呼び出す事なら本編でも可能
技術
機械技術は、それほどでもない。中途半端に外来化。
霊能力が一般化しており、悪霊の存在も世間に浸透している。
国家
出雲大国
世界の半分以上を占める細長い大陸に位置する国。

外国(とっくに)
海の向こうにある国とされているが、詳しいことは判っていない。
定期的に向こうから交易の船が来る。

出雲大国の都市
中津佐渡(なかつさど)
物語の舞台となる町。長門日兄弟が住んでいる。
猶神流の総本山があるのも、ここ。

相模奥武原(さがみおうはら)
源太の嫁・静と、玲於奈の故郷。中津佐渡の隣町。

沖長塚(おきながつか)
霊刀の眠る高尾山がある町。

蓬葵野(よもぎあおいの)
海水浴場がある観光スポット。他は何もない田舎町。

淀扇(よどおうぎ)
余所者に閉鎖的な田舎町。
鷹津禍の総本山があるとされているが、定かではない。
交通手段
汽車
町間を繋ぐ、最もメジャーな交通手段。

バス
区域間で活用される交通手段。
運賃は汽車より安い。

自動車
一応存在している。
とても高価な上、免許を取るにも大金がかかる為、所有している者はすくない。


外国の者が交易に来るための手段。一般人は乗船不可。
単位
(過去地球と大体同じ)
長さ:尺・寸
重さ:斤・貫
お金:銭・文・両
※ただし、まんま江戸時代と同様ではない
※大体の目安:1尺=30cm
※時間の数え方は現在地球と同じ
種族
人間
この世界における知的生命体。

動物(獣)
人間の食料にもされる、非知的生命体。人間よりも数が多い。

霊体・悪霊・死霊
実体を持たないが霊体で、持つものが死霊。
さらに知能があるものと、ないものの二種類いる。
人間が死して、この姿になると言われているが、科学的には証明されていない。

霊獣・聖獣
実体を持たず、一部の者にしか見ることも出来ない知的生命体。
多くは獣のような姿だが、動物が死んだ結果ではなく生まれた時から、この形。
人間に使役されることもある。
季節
(現代地球と同じ)

作中季節(開始時):冬
職業
霊媒師
自らの体内にある「霊力」を駆使して、悪霊退治をする職業。
依頼主とは金銭の遣り取りによる契約。多くの流派がある。

山伏
主に使役を駆使して、悪霊退治をする職業。悪霊を使役に用いることもある。
金銭を取る場合もあれば無償で働く事もある為、霊媒師との折り合いは良くない。
山伏協会と呼ばれる組織で構成されており、各地に支部を構える。


刀を所持し、生身の悪人退治をする職業。
多くが国に仕える身だが、たまに「浪人」と称して世直し旅をする者も。

僧侶
霊力で悪霊を鎮めたり、死者の弔いをおこなう職業。
全ての僧侶は寺に帰属する。
年に一度、巡礼の旅に出なくてはいけない決まりがある。
専門用語
「悪霊」
この世に何かの未練を残して死んだ者の霊が、人々に悪さを働くようになる。
一度悪霊化してしまうと、霊媒師に祓ってもらう以外は、成仏の手段がない。

「聖獣」
精霊や悪霊よりも上位の霊。
単騎でも恐ろしい強さを発揮するが、使役する者がいれば、さらに強くなる。

「山伏」と「霊媒師」の違い
大まかに言えば、所属する組織の違い。
山伏は必ず「山伏協会」に所属しなければいけないが、霊媒師は流派に入る義務もない。

「外来着」
交易で広まった外国産の衣類。出雲大国の衣類は着物が主流。
交易は年に一度、外国からくる船との間で行なわれる。
(出雲大国には船がない為、こちらから外国へ行くことはできない)
霊媒師の流派
鷹津禍(たかつまがさ)流
かつて霊媒師の縄張り争いが起きた時、長く君臨していた長門日流を破った流派。
後に猶神流に破れ、歴史の影に姿を消すが、現代に再び蘇る。

長門日(ながとび)流
中津佐渡を長い間支配していたが、鷹津禍流に敗れて以降は急激な衰えを見せた流派。

猶神(なおがみ)流
「貧しき者を助ける」を信条に繁栄していった。
現在は霊媒師といえば猶神流と言われるほど、有名な流派になっている。

<霊媒師と山伏の攻撃方法>
術:霊力を基に、様々な変化へ繋ぐ。媒体に符を用いる。
使役:使い魔と称される媒体を操って戦う。式神も、この類。
霊波動:術とは異なり、純粋に霊力のみをぶつける。
体術:生身で殴りかかる。武器を手にすることもある。実体ある者に有効。
吉敷の愛称
ほとんどの人が吉敷ないしヨッシーって呼んでいるのに、火霊だけヨシキって呼んでいてエックスジャパーン。

オカルトの定義崩壊
彩糸はスピリチュアル的なものが出てくるので一応オカルトってジャンルに入れてあるけど、吉敷はヘタレだし管狐は癒し系ぽわぽわだしで、オカルトではあるけど怖くない。

嫁と弟、どっちが大切なの!?
源太は嫁と弟とで二股かけたクソ野郎ですが、もしカルネアデスの板的な選択をしなければならなくなったとしたら、最終的には弟の吉敷を選びそうな気がします……

吉敷の先輩尊敬度
夏の番外編では九十九先輩の意外な一面を見てしまったよっしーだけど、相変わらず兄貴と師匠以外で尊敬する先輩No1は九十九。テルとハゲは、さほど強く感じなかったらしい。南樹パイセンの術は見た目地味だから、よっしーには強さが伝わらないかもしれない。力押しで派手にぶっ飛ばす兄貴を間近に見てきましたし。

小夜子がバレたのは誰のせい?
後半戦で小夜子が拉致されたのは敵側に九鬼がいたからであって、よっしーのミスではないのでは?と、自分で重箱ってみる……いうなれば連帯責任で全員のせいですよねぇぇ!よっしーは怒られ損。

照蔵と九十九の関係
九十九は今も昔も筋肉髭達磨の下心に100%気づいてません。彼は異性愛者故に、テルが邪な心を自分に抱いているとは鼻毛の先ほども考えないのです。一番最初に指導してくれた先輩が照蔵だったので、照蔵には今でも従順です。

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