夜に咲く花
概要
惑星アテラス――そこでは人の形に魂を宿した自動人形が作られていた。自我を持つといったところで、所詮は作られた命。人形は人々の道具でしかない。何のために生まれてきたのか。それを知るために、ダニスは旅へ出る。
作品詳細
読み:よるに・さく・はな
形式:小説形式
連載:2004/04/18〜2005/11/17
年齢指定:全年齢
ジャンル:異世界 / 日常 / ダーク / 異性愛
世界観:惑星アテラス
全8話・完結
アテラス星の基本概念
命を宿した人形と、それを造り上げた人間の住む異世界の惑星。
貧困格差が原因で、人間同士の間では常に諍いが燻っている。
区画は高い壁で仕切られており、区画間の通り抜けが許されているのは貴族だけである。
宇宙
宇宙の概念は存在しない。
異世界
異世界の概念は存在しない。
此方側からの行き来は不可能、異世界側からのコンタクトは可能。
異種族
自動人形が異種族に該当。
恋愛
異性愛/同性愛/無性愛/異種間愛
異性愛が大多数を占め、次に多いのが自動人形との異種間愛。
交通
乗り物は存在しない。
徒歩の他に魔法での移動がある。
単位
(現代地球と同じ)
種族
自動人形(ソウル・オートマター)
人の手により、命を吹き込まれた人形。
知的生命体に見えるが、実際には人が与えた以上の知能は持たない。
人間
地上の大半を覆う知的生命体。
国家
「国」ではなく「区域」という扱い。
担当の貴族によって統治されている。
職業
人形師
自動人形を作り出す人々。
本来は貴族御用達の職業であるが、町工場に出向いて作り方を指示する者もいる。
工員
町工場で働く者達。長時間勤務&肉体労働&低賃金が基本。
領主
区画を統治する、貴族出身の者でしかなれない職業。
季節
春夏秋冬
季節の区切りは30日単位。
作中季節(開始時):冬
専門用語
自動人形(ソウル・オートマター)
生命を吹き込まれた人形。人と同じ言葉を話し、解せもする。
手作りと量産型の二種類があり、量産型の性格は均一化されている。
人形師戦争
人形師が地位獲得の為に起こした革命。
自動人形を兵器として用いた。
創作こぼれ話
ダニス:生まれたての赤ん坊
ジャーマター:老いも若きも乗り越えて人生とは何かを悟った人
ウォートリア:心が擦り切れて、それでも悟りに近づきたかった人
オージ:煩悩の塊
ほとんどの人がオージかウォートリアのタイプに当てはまるんではないですかね?
ダニスに当てはまるのは幼稚園児まで。
小学生以降はメディアなどから余計な知識を与えられて魂が濁っていくんや。
オージはセレブにでもならない限り幸せになれないので、あの惑星では、どう頑張ってもバッドエンド直行しかルートのない人生\(^o^)/彼こそカーストの激しくないサイサンダラへ異世界トリップするべきでしたね、幸せじゃないけど不幸でもなく日々を無駄に浪費していたピザニートの可憐ではなく(笑)