第九小隊☆交換日誌

変態眼鏡とナナたんの温泉宿録

軍隊が休みの日は研究に没頭すると決めているんだが、今日の俺は勝手が違った。
なんと、自分でも知らないうちに温泉宿にいたんだ。研究どころじゃない。
目の前に建つのは三階建ての、見覚えのない宿だ。
いつ、ここに来たのか。
どうやって?
全く覚えがない。
記憶を失ったのは、いつ頃なのか。
それすら、さっぱりだ。
ふと、自分が何か握っている事に気づいて、俺は手を広げる。
握りしめたそれはクシャクシャになっていたが、紙切れのようだ。
わくわく温泉旅行――そう書かれている。なるほど、それで温泉宿ってわけか。
客は俺の他にも家族連れやカップルでにぎわっており、いつまでも戸口で佇んでいたら目立ってしまう。
幸い、先ほどの紙には俺の部屋番号と思わしき数字が書かれていたので、そちらへ行ってみよう。
横開きの戸を、そっと開けた先は森林の香りが充満していて、床が緑色に染まっていた。
だが、それよりも俺の目を引いたのは「えっ?キース!?」と叫んで腰を浮かせた超ボインちゃんだった。
見間違えようもない。愛しのマイハニー、ナナたんではないか。
しかも身にまとうのは、薄い布っきれ一枚という大胆なファッションだ。
二つのおまんじゅうが、はちきれんばかりに布を押し上げている。
遠目で谷間がはっきり見えるってのに、こんな格好でぶらついたら、いやらしいオッサンに物陰へ押し込まれてエッチ三昧されちゃうぞ?
そのナナたんが「なんで変態眼鏡が、ここにいるのよ!」と怒鳴ってきたので、俺は正直に答えた。
「俺にも判らないんだ。気がついたら、ここにいた」
「え、変態眼鏡もそうなの……?」と困惑に眉をひそめているあたり、ナナたんの経路も同じなのか。
俺達は記憶が曖昧なまま誘きよせられるようにして、この温泉宿に来てしまったらしい。
誰が一体何のために、俺達を此処へ誘き出したんだ。
そしてナナたんは何故こんな怪しい温泉宿で何の躊躇もなく、薄着に着替えているのか――
「ちょっと、それ以上近寄ってこないでよ。さっさと自分の部屋に帰ったら?」
ツンケンした調子で接近を禁じてくるマイハニーに、俺は真実を教えてあげる。
「俺の部屋も、ここなんだ。つまり……俺達は同室ってわけさ」
「やだ!変態眼鏡と同室で寝るぐらいだったら帰るっ」
即座に戸口へ飛びついたナナたんの背中に、俺の追い打ちが負いかぶさる。
「どうやって戻るというんだ?ここへ来た経路も判らないってのに」
外で突っ立っている間に一応確認しておいたんだが、ぐるり一周見渡しても全く見覚えのない風景だった。
道路は綺麗に舗装されていて、空高く伸びた巨大な棒が一定間隔で立っていた。
こんな風景はセルーンの何処に行っても、お目にかかれない。
最悪、ここがサイサンダラではない可能性は高い。
温泉宿だと判ったのは、看板にはっきり書いてあったのだ。温泉宿と。
「もぉ……しんじらんない。ユン兄と一緒ならともかく、なんだって変態眼鏡と一緒なの?こんな罰ゲーム、あたしが何をしたってのよォ!」
今度は天井に向かって八つ当たりか。
八つ当たりしたって何の進展にもならないだろうに、諦めが悪いぜ。
まぁ、そんなところも可愛いんだがな、ナナたんは。
今も「もうやだ!温泉入ってくる」と叫んで部屋を出ていったし、帰る話は異次元にうっちゃりしたようだ。
なにか悩みがあっても、数分と持続しないのがナナたんの長所だと俺は思う。
ユンは短所だと受け取っていたようだが、延々とネガティブに悩み続けるよりは、さっぱり忘れるポジティブシンキングなほうがいいに決まっているじゃないか。
さて、それじゃ俺も温泉に入ってこよう。
一人で部屋にいたって、つまらないしな。

温泉の入口は男と女で、きっちり分かれていた。
これだけでも、ここが異世界だと判明しているじゃないか。
サイサンダラの共同風呂は全混浴、水着をつけて入るのが基本だ。
だが、この温泉はどうやら籠の中に服を全部脱ぎ捨てて全裸で入るスタイルらしい。
異性がいないと判っているからか、皆、大胆に素っ裸を晒して奥の戸へ入っていく。
まずは洗い場で体を洗ってから、湯船につかるのか。
その割に裸で湯に飛び込むたぁ無頓着なんだか綺麗好きなんだか、よく判らんな。
壁を隔てた向こう側は女湯だ。
あちら側でナナたんがアソコにシャワーをあてているのかと思うと、鼻息が昂るぜ。
ナナたんのデカパイは誰が見ても目立つからな、きっと羨望と嫉妬の嵐になっていると予想される。
湯船でプカァと浮かぶおまんじゅうを想像しただけでも、股間が滾ってくる。
早く思う存分揉みしだきたいぜ。その為にも、早めに風呂をあがっておくか。
いや、その前に俺も体を丹念に洗っておくべきか?
一応風呂には入ったんだから綺麗になっているとは思うが、ナナたんに嫌な思いをさせては可哀想だしな。
ナナたんと同じ服に着替えておくのも忘れちまった。
タンスに薄手の服が入っているのは出がけに確認したんだが、寒そうだったのと面倒だったのでスルーしちまったんだ。
ナナたんは逆に薄着一つで風呂に突入していったから、風呂あがりも、あの格好だ。
ほんのりピンクに染まった谷間なんてのを見せられたら、野郎どもが吸引されちまう。
ナナたんが野獣に襲われる前に、俺が守ってあげなきゃ駄目だ。
勢いをつけて湯をあがると、俺は風呂を出た。
この宿は客の入りが上々なのに、こう見渡しても目を惹くボインちゃんが一人もいないのは寂しいな。
おっ。
言っている側から、お休み処にボインちゃん発見〜。
と、浮かれて近づいてみたら、なんだナナたんではないか。
――待て。
ナナたん、だとッ!?
今一度勢いよく振り向いて長椅子に寝そべる女を見てみたが、間違いない、ナナたんだ。
無防備極まる薄着で、くったり横になっているとは何事だマイハニー。
「ナナたん、横になるなら部屋でやらないと」と揺り起こしてみたら、ナナたんは手で振り払う真似をして譫言のように呟いた。
「う、うぅ、動かさないでよぉ……気持ち悪いんだから……」
なんてこった。湯あたりしてしまったようだ。
湯が熱すぎたのかもしれん。
男湯も結構な熱さだったからな。
何もこんなに沸かさなくてもと文句を言いたくなるぐらい、ぐらぐらに煮立っていたぞ。
あの湯は、もしかしたら俺達を茹でて食べる気だったのかもしれん。
まぁ、それはさておきナナたんだが、こんな場所で寝かせておくわけにいかんな。
ここは誰が通るか判らん、危険な場所だ。
見つけたのが俺だったから良かったものの、ナナたんときたら時々とんでもなく無防備になるから目が離せないぜ。
「ナナたん、おねむは部屋でどうぞ……だ」
ダッコしたら、むっちり太腿がダイレクトな柔らかさを俺の手に伝えてくる。
こんな薄着など着ていないも同然。裸のナナたんを抱いているみたいだ。
いや、部屋に戻れば裸をじっくり拝見できる。
俺は急ぎ足で廊下を駆け抜けると部屋に一旦ナナたんを降ろし、扉に鍵をかける。
簡単に廊下へ出られないようにしておかないと、本当に逃げられちゃうからな。
薄着の帯を解くと、ナナたんのおっぱいがボヨンと飛び出して俺を誘惑してくるじゃないか。
横になっていても形が崩れない美乳を極間近で眺められるばかりか、ムニュムニュ触っても怒られない。
乳首を指で摘まんでやったら、微かに「あっ……」と喘いでナナたんが顎をあげる。
フフ、そんなふうに唇を突き出したりして、俺にキスしてほしいのかい?マイハニー。
だがキスは、おあずけだ。まずは、おっぱいを心ゆくまで楽しませてもらう。
両手でグニグニ掴んでも、なお掌から溢れるとは恐るべき巨乳。
いつも思うんだが、これだけデカパイなのに移動中たぷんたぷんしないのは何でなんだろうな?
もしかしてチチバンド、いや胸止めをつけているのか。
あんなもんで固定してしまったら、形のよいオッパイが型崩れするんじゃないかと心配だ。
どんなものかと説明すると、要は紐だ。紐で無理矢理おっぱいを固定する。
おっぱいが圧迫される上、紐の跡まで柔肌についちまう。
想像すると、それはそれで興奮するが、型崩れは深刻だ。
近年じゃ異世界から取り入れたブラジャーなる下着が売られていると聞くが、そいつは他国での噂なんでセルーンで見かけた記憶はない。
なんにせよ、おっぱいは自由であるべきだ。
俺は真に、そう思う。
そろそろおっぱいの先っちょ、乳首にも触れておかねばなるまい。
時間は限られているんだ。ナナたんが湯あたりしている間に、全てを終わらせねば。
ナナたんの乳首は淡いピンク色で乳輪が小さい。
口に含んでレロレロ舐めまわしたら、瞬く間に硬くなったと同時にナナたんが「あっ」と小さく吐息をつく。
湯あたりで気持ち悪くなっているはずなのに、しっかり感じているのか。
そうだ、彼女は意識を失っているわけじゃない。
ぼんやり天井を眺めており、しかし俺を振り払うほどの気力はないようだ。
俺にチュパチュパ乳首を吸われ、もう片方の手で乳首を弄繰り回されても、ナナたんに許された行為は喘ぎ声をあげるだけだ。
薄着は乱れに乱れ、俺はむっちり太腿にも手を這わせる。
弾力もさることながら、ぽかぽかに暖かい。
先ほどまで温泉につかっていたんだから、当たり前か。
尖った乳首を交互に吸いながら、さらに手は奥に侵入し、ナナたんの毛を探り当てる。
柔らかいシモの毛だ。触る前から柔らかいんじゃないかと見当をつけていたが、思った通りだ。
指に湿り気を感じる。ちゃんと水気を取っておかないと駄目じゃないか、ナナたん。
それとも、じゃれあっているうちに濡れてきちゃったのかい?
ナナたんの薄着を捲し上げ、花園を指で押し開く。
おぉ……夢にまで見たナナたんのアソコが、ぱっくり口を開いている。
俺が今、指で押し開いたんだから当然っちゃ当然だが。
使われている形跡はない。さすがナナたん、純情乙女は処女でなくっちゃな。
じっくり顔を近づけて眺めていたら、眼鏡が曇っちまった。
おまけに俺の鼻息がかかったのか、ナナたんが「う、ぅぅ、くすぐったい……」と身じろぎする。
もう湯あたりのグロッキーが収まってきたのか?まずいな……
もう少し眺めていたかったが、仕方あるまい。いざ、ナナたんの秘境へレッツゴー!
股座に顔を押しつけて、ちゅぅっと勢いよく吸った途端、ナナたんが「はぁンッ!」と叫んで身体を弓なりに逸らせる。
あぁ、ナナたん。もっと可愛い声を出して、俺を喜ばせてくれ。
既に俺の準備はスタンバイオッケー、いつでも突入可能だが、ナナたんが万全じゃない。
温泉の湯と俺の唾で多少は濡れているといっても、いきなり突っ込んだりしたら泣かせてしまうからな。
俺はナナたんにも気持ちよくなってほしいんだ。
まずは太い異物が入る慣れる特訓を施してあげよう。
舌で丹念にナナたんのアソコを舐めまわし、お尻の穴に指を突っ込んだ。
「やぁっ、駄目、変態眼鏡のバカッ、何してんのよ!」とクリアな罵倒が聞こえてきて、顔をあげた俺とナナたんの目があう。
「どこ触ってんの、やめて!!」
ぐいぐい両手で俺の頭を押しのけようとする。
あれれ、すっかり湯あたり回復しているじゃないか。いつの間に。
「だがイくとこまでイかないと寝るまでがツライぞ、ナナたん」
「あんたにされたくないって言って、あうっ!?」
言葉途中でナナたんの声が跳ね上がる。俺がケツマンを穿ったせいだ。
ナナたんのケツマンは俺の指をきゅうっと締めつけ、逃がそうとしない。本人と違って素直な穴だ。
「ナナたん、お尻の力を緩めてくれないとやめられないぞ〜?」
わざと指を中で動かしてやる。
「や、嘘、馬鹿、どこに指入れて……!」
ナナたんは俺の腕から逃れようと必死で暴れているが、そうは問屋が卸さんぞマイハニー。
罵倒を吐き出すナナたんの淡い唇を、キスで塞いでやった。
「んっ!!」
ククッ、驚愕の眼差しで見つめているな?すぐ快楽にとろけさせてやろう。
ケツマンとオマンコ両方を指で弄る傍ら、口の中で逃げ回る舌を捕まえ舌を絡ませる。
「ん、ふ、ふぅっ、んんーっ」
俺に唇を塞がれた状態で、ナナたんの双眸に浮かんだのは涙だ。涙は、つぅっと頬を伝ってゆく。
そんなに俺とのキスを心待ちにしていたのか。この涙は感涙、そうだろう?
良い感じにオマンコもぐっちょぐちょになってきたことだし、さらなる高みに登ろうじゃないか。
ぷはっと唇を離した直後、ナナたんが涙声で叫ぶ。
「このっ、変態!変態眼鏡、死んじゃえ!!もうサイテー、なんでこんなこと」
この期に及んでツンデレ発言とは、最高に股間を滾らせてくれる。
彼女ほど俺を理解してくれている女はいまい。
「ナナたん、君のオマンコは俺が気持ちよくしてやるぜ!」
暴れるナナたんの両手を掴んで伸し掛かる。
「いやぁっ!誰か、ユン兄、助けてーッ!!」
ナナたんは首を激しく振ってイヤイヤし、精一杯絶叫をあげてのツンデレっぷりだ。
だが、俺には判る。
本音じゃ俺に入れてほしくてたまらないんだろう?
素直にオチンチン下さいと言えないから、嫌がるフリをしているんだ。そうに決まっている。
さぁ、ナナたん。目くるめく快感の旅へ一緒に発とうじゃないか!
俺はナナたんのオマンコにぐっと先端を押し当て、ぬるっとした感触を楽しみながら、腰を落としていく。
「い、いやぁ、やめて、お願い、やめてぇぇッ」と泣き叫ぶナナたんは、半狂乱に髪を振り乱す。
嫌がるフリを続けてまで心待ちにしてくれたとは、さすがナナたん、俺を喜ばせるテクニック満載だ。
きつきつマンコに抵抗を感じるが、俺は無理矢理突き入れた。
「あ、あーーーーーーーーーっ!!
ナナたんの絶叫が耳の奥で尾を引き、ビクビクと体の奥が激しく痙攣する。
ナナたんナナたん、あぁナナたん。
もう君のオマンコのことしか考えられないぐらい、気持ちいいよナナたん。
ナナたんも俺のことしか考えられなくしてあげるからね。
くらえ、怒涛のマシンガンピストン!
腰を突き入れ突きあげる。
次第にナナたんの抵抗も弱まっていき、代わりに聞こえてきたのは断続的な喘ぎだ。
「くぅ、ナナたんっ、中で出す、中で出すから孕んだら俺と結婚してくれ!」
生ハメで中出しとなりゃあ、妊娠する確率もあがろうってもんだ。
もしナナたんが孕んだら、名門家系の面目を守る意味でも俺と結婚せざるをえまい。
激しく突き入れ動かしながらナナたんの返事を待ったが、聞こえてくるのは言葉にならない喘ぎ声ばかりだ。
いいんだ、ナナたん。返事は急がない。
全部終わった後に、たっぷり聞かせてくれ。感想と未来の予定を。
「あ、あっ、あっ、いや、だめ、だめぇっ、おかしくなっちゃうぅっ!」
半ば悲鳴に近いナナたんの甘いボイスが俺の耳を擽り、駄目といいつつ太腿でしっかり俺の身体を挟んでくる。
ナナたん、やっぱりツンデレはテレ隠しで本音は俺と一つになりたかったんだな。
ナナたん、君は最高の天使だ。俺の子を孕むに相応しい――


天井に届く勢いで射精し、俺はしばらく放心した。
あれ……?ナナたんは、どこいった。
ついさっきまで汗だくで抱き合っていたはずの彼女は何処にもおらず、辺りは実によく見慣れた景色に切り替わっていた。
ここは……俺の自室じゃないか。
まさかの夢オチ?いやいや、しかしアレは夢というには生々しい感触だった。
おっぱいの弾力も、オマンコの締めつけ具合も。
しかし実際問題ナナたんは何処にもおらず俺一人でいるってのは、そういうことだ。夢オチだ。
わくわく温泉旅行と書かれた紙切れも見当たらない。
まぁ、あの紙は温泉から戻ってきた時点で既に見失っていたんだが。
ナナたん……いつか彼女とは夢ではなく現実で、ぐっちょりねっとり本気で愛し合いたい。
たっぷり中に出して孕ませた暁には、できちゃった結婚でゴールインだ。完璧な未来計画だぜ。
汗でぐっしょり濡れたシーツを丸めて部屋の隅っこに押しつけてから、俺は朝食を作りに部屋を出た。



おしまい

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